書架

うつしのこし

首輪の密室で,十二人がデスゲームを作り直す。制服を着た人々が,ある朝いっせいに歩き出す。読み終えた本の声が,少女の口から溢れて止まらない。

鼓膜の破れる瞬間にしか届かない音。夢の中で鋳造された,嘘のつけない言語。数えても数えても同じだけ余る,名前のない何か。

端数と余熱,ひとつづきの奇譚十五編。

* 身体描写の強い表現があります